中国で「去年は『君の名は。』今年は『打ち上げ花火』」と宣伝されて興収銀魂超えも?

   

ありがたいことに
「中国での上映が始まった『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の評判は?」
「興収がかなり良いらしいですが、現地の評判は?宣伝もかなりアレだったらしいですが」

といった質問を複数いただいておりますので今回はそれについてを。

12/1から中国でも上映となった劇場版アニメの
「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」
(中国語タイトルは「烟花」)

ですが興収の調子はかなり良いようで、コチラの記事(中国語)などによれば最初の週末で7000万元(約12億円)を突破したようです。

9月に上映された日本のアニメ関係の映画は「銀魂」が約8100万元(約14億円)、「聲の形」が約4500万元(約7.6億円)、「ソードアート・オンライン」が約5400万元(約9.2億円)でしたから、かなり好調で銀魂超えの可能性も見えてきたような感じでしょうか。

この「打ち上げ花火」はいただいた質問にもある通り、中国ではかなり「君の名は。」のイメージを使っての宣伝になっているそうです。
どの辺りまでが公式なのかはちょっと分かりませんが、例えば

「去年は一緒に『君の名は。』を見た、今年は一緒に『花火』を見ない?」

「去年は『君の名は。』を見た。今年は『花火』を見る」

「去年あなたと一緒に『君の名は。』を見た人は、今年も一緒に『花火』を見に行けますか?」


といったような文句が中国ではイロイロな所で飛び交っていたそうです。
コチラの中国向けPVのタイトルもそんな感じになっていますね。

それ以外にも上映開始を昨年「君の名は。」が中国で公開された12/2の近くにぶつけてきたりするなど、イロイロと「君の名は。」を意識させるような宣伝が行われていたとか。

ただ、映画の評判自体はちょっと微妙な所もあるようです。
そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「打ち上げ花火」、評判悪いけど興収はかなり良いな。不思議なことになってる。

今の興収って宣伝に「君の名は。」を利用した結果でもあるし、「君の名は。」がスゴイってことなのでは……

この作品って日本ではどんな感じで宣伝してたの?
同じく「君の名は。」を使ってたの?

直接の名前はさすがに使っていないと思うけど、流れ的には活用しているような所もあったんじゃないかな。あとやはり物語シリーズのイメージの活用だろう。

斎藤千和が主演だと思って見に行ったら戦場ヶ原と全く関係なかったのに映画館に入ってから気付いたよ……
ただ一応声に関してはそこまでガッカリでは無かったかな。キャストにも斎藤千和の名前あったし!

スタッフロールで看護師の所に名前あったよね。
なんでヒロインをあんなに戦場ヶ原ひたぎっぽいキャラデザにしたんだ。

蕩れっぽい感じが濃厚だよな。斎藤千和と神谷浩史で収録したバージョンとかも作ってもらえないだろうか。

深夜アニメの感覚で見れば合格レベルなんだけど、そういうの意識しない人にとってはダメかもね。もっとこう……劇場版向けに作れる所であれば見易い形にできたろうにとも思った。

無理矢理に例えると純愛版化物語?

角度とかは物語シリーズっぽいというかシャフトで新房な所はあったけど、私としては物語シリーズと一緒にして欲しくは無いな。
新房、神前と私にとって贔屓のクリエイターによる作品だけどこの売り方や作品の出来については複雑だ。

物語シリーズっぽいカットが多かったし、新房作品ではあると思えた。
でも時間軸や世界の分岐を扱うような展開に関しては「君の名は。」には及ばない。商売の宣伝としては都合が良かったんだろうけど、作品の評価としては劣る部分がハッキリ見えてキツイね。

ロジック的におかしい所とか、説明不足に思える所が多かったし、ストーリー面では評価できん。

後半になるとどんどんストーリーが分からなくなったので、誰か頭の良いヤツまとめてくれ。

ストーリーは謎だ。終わりもあれは観客に解釈をぶん投げる……いや、委ねるということなのかな?
それと音楽と歌は良かったよ?

不思議な玉の有無や効果が矛盾というか、腑に落ちない所も多かったね。
なんでそうなるのとか、なにそれ、みたいな気分になった。

元になった実写版からしてその辺りはハッキリさせない感じだったらしいが、こんなに消化不良に感じるものだったんだろうか?
別に全て説明する必要は無いが、納得できる話にはしてほしかった。

音楽と歌は良い。他は作品のパーツで好みに合う所があれば……くらいかなあ

なんでダメな映画って音楽だけは良いんだろうなー

確かに音楽は良かったし、声の演技も良かったな。そこだけは間違いなく評価できる

新房監督って劇場版アニメ向いてないのかね。
何をやっても深夜アニメ止まりな気がしてきた。

前評判が本当にヒドイから逆に気なって見に行ったぜ!
2Dは映画のチケット安いし、個人的にはそこまで悪くなかったが「君の名は。」を期待して見る作品じゃないな。

興収の数字が妙に良いのは、案外みんなどんなヒドイ映画かと思って見に行った所もあったのではないだろうか。

お前らがあれがクソだこれがクソだと言うから逆に大丈夫だと見に行ったら、批判のポイント全部本当だったじゃねえか!

キャラの動作とか朦朧とした雰囲気とかの表現も個人的には楽しめたよ。ただ終わりの部分については自分もなんだか分からなかったが。新房監督作品って元々こんなもんじゃないかな。宮崎駿や新海誠のように期待できるタイプではない。
とりあえず今のボコボコな5点台ってことは無いと思う。7点くらいあげてもいいとは思った。

ダメ元な気分で見に行ったのが良かったのかわりと楽しめた。
ただ所々に雑な部分が見え隠れしたしそこに文句を言いたくなるのは理解できる。

ヒロインが気になって見に行った、あのヒロインをたくさん見たいという人であれば後悔はしないだろう。制作のリソースもヒロインに集中しているから。

最後が何の説明も無い投げっぱなしなのが一番の不満。彼らは結局どこに行ったのか、想像に任せるにしてももうちょっと積み重ねや説明をしてくれ。

自分は言われているほどヒドイとは思わなかったんだが。
金曜夜に見に行ったときは席がかなり埋っていたし、最後まで見ないで帰るのもそんなにいなかったしね。

あんな宣伝しながら客観的に見て「君の名は。」に勝っている所が無いから不満が出るのもしょうがない。劇場版アニメとして見ても微妙なクオリティだったわけで。

音楽とヒロインの描写は良い。ストーリーについては波長の合う人ならいけるとかじゃないだろうか。

それにしたってストーリーに関しては粗製濫造だろう。
日本の評価では元になった実写の方はかなり良い出来らしいが、どうなんだろう。

実はアニメ版は年齢を上にしたくらいで、かなり原作再現重視になってる。時間が伸びた分をSF的な要素やロマンスで補強したり美化したりしている感じだね。
表現に関してはアニメ版の方が実写より良いし、色気の方もアニメでは追加されている。実験的な作品を商業化、アニメ化するのに失敗したという所なのかもしれん。

原作知っているからアニメの色気は必要ないと感じる俺みたいな人間もいるぞ。足したものが良い方向になっていないのが厳しい。

実写の方の年齢だから良かった話なんじゃないかなー
改変や追加があまり上手くいってない。

ストーリーを延長する上での失敗と、芸術的な方向に行こうとしてすっ転んだ結果がアニメのストーリーなのかもしれん。

しかし興収良いな……1億はいかないかもしれないが、事前の予測より高い。「君の名は。」の利用でここまで伸びるとは。

当初は爆死だとか、多くて5000万くらいだとかの声があったけど、最初の週末で7000万超えだから今年の日本のアニメの中ではかなり調子いいね。
もっとも、作品の評価は伸びないね。映画評論系サイトのスコア、あまり厳しくないとされる所でさえも低い。

一応興収5000万元は超えるという見方もそれなりにあったように思う。同時期に「大作」がかかっていないからね。
「銀魂」や「ソードアート・オンライン」は大作とぶつかるわ学校始まった直後だわで時期的に最悪だったし、数字的に超えるのも分からなくはない。

作品の低評価は宣伝のやり方からして比較対象が「君の名は。」になるのだから当然だ。
一般層にとって重要なストーリーや作画だけを見てもハッキリとした差が見えてしまうし、後発なのに「後退」して見える作品だと合格点はもらえない。

ジャンル的には恋愛として扱っているし、予告ムービーは普通のラブストーリーっぽいからなあ。時期的にカップルで見に行くのもちょうどいいという感じになったのでは。見に行った後のことは知らない!

宣伝で「君の名は。」を利用しまくっていた感もあるからねえ……何も考えずに受け取ったら「君の名は。」の続編、少なくとも一定の関係はあるような印象を受ける。

ネタかホントかは知らんが「知り合いがこの映画を見た後に、『新海誠もつまらなくなったね』といった」なんて話も見かけた。

今のネットの酷評も、「君の名は。」を期待して映画館に行ったら文芸SFだかなんだかな理解できない作品を見せられたからというのもあるだろう。
「聲の形」の時ほどではないが、不快感を覚えた人間もすくなくないのでは。

銀魂は8000万だから、どうなるかなあ
1億はいかないと思うが……

音楽とか褒める所もあるし、頭空っぽにしてれば見れる。
俺みたいな萌豚なら損した気分にはならないんじゃないかな

そうそう。実写見る気にならん自分としては損したとまでは思わなかった。
所々微妙な作画とかも目に付いたが全体的にはそれなりに見れる。ヒロインもカワイイし、色気はあるけど露骨なサービスというわけでもないから手頃なアニメ映画を見たいとかならそこまで悪くは無い。



とまぁ、こんな感じで。
ストーリーに対しては不満も少なくないようですし、全体的に微妙な評価となっている模様です。

また興収に関しては中国でも予想外の高さと受け止められているようで、不思議に感じる声も見受けられました。
これに関しては上にもある通り、「君の名は。」のイメージの利用や、封切りとなった週に他の大作映画が無かったというスケジュール的な運の良さもあったのではないかと思われます。

逆に9月に上映された「実写版銀魂」「聲の形」「ソードアートオンライン」などは外国映画だけでも「スパイダーマン」や「ダンケルク」がぶつかっていましたし、主なターゲットとなる学生層は新学年開始直後で忙しい時期でしたから、日本のアニメ関連の映画にとってはどうにも厳しいタイミングでした。
こういうのを見ると、中国での日本の映画の展開の難しさを改めて感じてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

12/7修正:誤字脱字タイトルを修正しました。ご指摘ありがとうございます。

Translate

最近の投稿

 - オタクin中国